ドイツのブッパータール市に本社があるドライバーとレンチの専門メーカーです。 1926年の創業以来、主力であるドライバー一筋に開発を行っています。その結果、ヨーロッパにおけるプロマーケットの約25%(ハンドル付ドライバー)、60%(ビットドライバー)のシェアーを占めています。また、大手自動車・機械・航空機メーカーで使用されている実績が信頼を物語っています。
ちなみにドイツ語ではWeraを「ヴェラ(ベラ)」と発音します。
●Wera Kraftform(クラフトフォーム)ハンドル
約40年の歴史を持つWera社のハンドルは人間工学から生まれました。
Wera Kraftformは道具と人間の身体の構造が合致することにより、ほとんどの危険を防げるものです。
腕や手のひらへの圧力を万遍にしてくれるWeraのスクリュードライバーのグリップは人の手そのものになるように作られました。
ハードとソフトの2つのコンポーネントから構成され強い力で締める場合ソフトゾーンにより広く接触し与えられたトルクがそのまま刃先に伝えられます。
ネジを緩める時は、ハードの部分を軽く握ることによって早回しをすることが出来ます。
赤(白)くなっているところが極端に圧力がかかったところです。
●Wera 貫通ドライバーとは?
釘で閉じられた木箱をこじ開ける時や右の写真のようにマイナスドライバーをタガネのように使えることが他のドライバーと違うところです。
勿論、通常のドライバーとしても使用でき、特にネジが錆ついたり深くメリ込んだりして簡単に抜けそうにない時などにハンドルの後ろをハンマーで叩いてネジを緩めて容易に抜き出すことも出来ます。
ドライバーの先端は木・石・ブロック・金属などにも使用できるため、ブレードは六角軸で材質も73MoV52(モリブデンやバナジュームの含有量)と最上のものが使用されています。
激しい使用に耐えるため通常のドライバーより硬度(HRC)を2度ほど低くし耐久性をUPさせております。
●Wera 貫通ドライバーのポイント?
ハンドルの後ろには金属製のキャップがかぶされておりその中はスクリュードライバーの軸の端につながっているためハンマーで後から叩かれたその衝撃がそのまま刃先に伝わります。
●Wera 貫通ドライバーのポイント?
根元六角(ボルスター)が付いておりますのでレンチ(メガネやスパナ)を使用してさらにトルクを加えて回すことが出来ます。
●最近注目されているトルクス
いくつものネジの種類の中で現在最も注目されまた使用頻度が増えているのがトルクスです。 プラスやマイナスネジと比べて約8倍、ヘックスの約2倍の強さで締め付けることが評価され、自動車・機械・刃物のとりつけ、インターネットテクノロジーやパソコン関係・さらに航空機など多くの分野で使われるようになりました。
トルクスネジが丈夫なのはドライバーとビットの接触が全て面接触であるからです。
●貫通柄TORXドライバー
●先端…T25
●六角軸径…6mm
●軸長…100mm
●ハンドルサイズ(最大幅×ハンドル長)…37×105mm
●手元六角対辺…10mm
●重量…121g
●手元部分の六角にスパナをひっかけて回す事も出来ます。
●ドライバー軸がハンドルの中を貫通している為、ハンマーで叩けます。
●錆びつき動かないネジでも、打撃の衝撃でねじ山の面を剥がすといった重作業が可能です。